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Nikon Fの世界 第3話 「Nikon Fのファインダー変遷」

こんにちはMinoluです。

引き続きNikon Fのお話です。

色々集めて眺めてます。それぞれ個性がありますね。

中にはかなりレアな個体もありますが、そこは次回以降でご紹介します。

さて、今回はファインダーのお話です。

Nikon Fのファインダーのうんちくについては多くの諸先輩方のサイトで語られていますので王道部分の話は控えます。

こちらは前期のアイレベル。

(整備中の仮止め状態なので皮が少々浮いてます。。汗)

そしてこちらが後期。

実はもっと細かい世代による部品の違いがあります。

あくまで主観ですが前期と後期でプリズム上部のモルトの質が明らかに違っており、劣化した後期モルトは概ねプリズムを侵食していますが、前期モルトはプリズム浸食が少ないです。

 

これがフォトミックの前期。

露出計測レンズのカバーを上げると写真のように赤いマークが見えます。

この赤は露出計がONになっていることを示しているらしい。

こちらがフォトミック後期。

Nikonと刻印されたシルバーのメッキの種類も違うようです。このフォトミックも前期や後期よりも更に細かく世代による部品の違いがあります。

ちなみに露光は本体の丸い窓から計測する外交式露出計になっています。

実際に整備して使ってみましたが、誤差が大きくとても実用的といえるものではありませんでした。

被写体の近くで露出を測ってから撮影位置に戻って撮影しないと厳しいと感じました。

上の2枚はフォトミックTとフォトミックTn。

違いが分かりますか?

外見上の違いはバッテリーチェック機能が付いたことによる小さな変更のみですが、露出計が平均測光から中央重点測光に変わりました。

これによりかなり実用的なものになったんだろうなと想像しています。

実際にNikon D600とFに同じレンズを装着して露出値の比較をしましたが、ほぼ同じ露出値を示しました。

そして最終形がフォトミックFTn。

このFTnにも色々なうんちくがあるようですが、それはまた機会があれば。