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Nikon Fの世界 第7話 「Nikkor F」での撮影①(67742XX)

こんにちはMinoluです。

いよいよこちらの「Nikkor F」の整備が終わりましたのでフィルムを入れて撮影してみたいと思います。

TNファインダーの露出計の精度と使い勝手も試すことができるのでとても楽しみです。

今回の撮影はレンズもこちらのNIKKOR-S 50mm f1.4だけを使い、色々なシーンで撮影してみたいと思っています。

 

それでは準備開始です。

今回は富士フィルムのネガフィルム「Super PREMIUM」ISO400を使います。

最近、フィルムも高価になってしまい悲しいですね。

そう言えば普通にフィルムを使ってた昭和の時代には、ISO400のことをASA(アーサー)400って言ってましたね。

何で呼び名が変わったんでしょうね。

今でもついついアーサーって言ってしまうのですが。。。

電池は2個の新品LR44に1.3Vに電圧を落とす抵抗付きアダプターを使いファインダーにセットします。

 

TNファインダーにはレンズの開放絞り値を読み取る機能がないので、手動でASA400とf1.4のメモリを合わせます。

 

ファインダー横の小さいスイッチ(下図の説明書「露出計ONボタン」)を押し込むと、Nと書かれたボタン(下図の説明書「露出計OFFボタン」)が持ち上がり露出計のスイッチがONになります。

そしてそのNボタンの前面側にある小さいバッテリーチェックボタン(下図の説明書「電池チェックボタン」)を押すと露出計の針が〇を指し、バッテリーが正しく機能していることが確認できます。

(↑ Nikon F フォトミックTNファインダー 使い方」(説明書)より)

 

いよいよフィルムの充填です。

 

裏カバーを外しフィルムを左側のフォルダーにセットし、右側の巻取り穴にフィルムの先を差しこみ、巻き上げ爪がフィルムの穴に噛んでいることを確認しながら、ゆっくりとフィルムを巻き上げます。

ちなみに、この右側の巻取り穴(スリット)の数は年代によって違います。

67742XX番は数が多いものに変更されたタイプなので、充填が少し楽になっています。

(おおよそ6771XXX番以降がこちらのタイプに変更されているようなので、この個体はギリギリ更新後のタイプになります。)

 

露出計の針は、ファインダーを覗いても確認ができます。

実際に撮影をしてみると、ファインダー外部の露出針で露出確認をすることはなく、こちらのファインダー内の針で露出確認をすることが大半でした。

ここでは、始動前点検のためにカメラ本体のシャッタースピードダイヤルを回し、それと連動して露出計が動いているかのチェックをしました。

これで準備完了です。

今のデジカメと違い、手間がかかることを楽しむのもオールドNikon趣味の一興でしょうか。

 

すべての動作が順調でしたので、いよいよ撮影に出かけます。

その結果は次回レビューさせていただきます。