Nikon Fの世界 第1話 「Nikon Fとの出会い」(65913XX)
こんにちはMinoluです。
ある日、ヤ〇オクのジャンクカメラのセットの中に当時探していたX-700用の「MulitiFunctionBack」があったので落札しました。
そのジャンクカメラたちの中に「Nikon F」といういかにも凄そうなカメラがありました。
これがボクと「Nikon F」との出会い。
ただならぬオーラーを放っていたので、「Nikon F」について調べ始めたことですっかり「Nikon F」の沼にはまってしまいました。
おかげでミノルタの収集はしばしお休みとなりました。
この個体はシリアルナンバー65913XX。
1965年3月頃に製造されたカメラです。50年以上前のカメラですが普通にシャッターが切れるところが驚きです。
そもそも「Nikon F」は1959年に販売開始されたカメラで、このカメラの登場はレンジファインダー時代から一眼レフ時代の幕開けへと導いた歴史に名を刻む銘機です。
富士山型のマークに「NIPPON KOGAKU TOKYO」の刻印が歴史を感じます。
偶然だったのですが、初めて手元に来たFが赤点モデルでした。(もちろん入手時には赤点の価値など知りませんでした。)
この赤点の調査をきっかけにボクはFの世界にはまり込みました。
この赤点はフォトミックTファインダーが装着できるように改造(ミラーボックスの一部を削って加工)されているということを示すマークで657万番台から660万番台だけに存在する珍品です。
余談ですが657万番台から659万番台には赤点付きと赤点無しのFが存在するのですが、660万番台には赤点付きしか無いようです。
そうなると660万台の1万台もの赤点が存在するのでレア度が下がるような気がしますが、660万台に関しては約3000台くらいで途切れてしまい、次は670万台になるようです。
これだけでも十分マニア心をくすぐります。
そもそもNikonFは1959年に640万台から発売開始され1973年の746万台まで約15年間で約80万台以上が販売されました。
その15年間に様々な改良が行われたので製造時期によって様々な部品の違いがあり、これがコレクターにはたまりません。
NikonFの概要については僕のような新参者が語るのも恐れ多い世界なので、ここでは割愛します。
ぜひ諸先輩たちのサイトをご参照頂き、お先に沼の中でお待ちしております。
さて、こちらの65913XXですが本体については様々な部品が659万番台の部品ですね。幸い寄せ集め個体ではなくオリジナル個体のようです。
ただアイレベルファインダーは後期のもので発売当時のコンビでないことが分かります。
それでは、これからも様々なFを入手し「Nikon Fの世界」をご紹介させていただければと思います。